「遊び力・子ども力」支援講座に参加して。

2019年8月17日(土)
「遊び力・子ども力」支援講座に参加して。
山口県宇部市 小川 佳代

私は、山口県宇部市から片道800キロの道のりを、家5人(夫・私・長男・次男・長女)で自家用車を使い移動した。
なぜ山口県から参加しようと思ったのか、私自身子どもの自由な育ちに興味があり宇部市で進められている、プレーパーク作りにボランティアとして携わっている。
その際思うことは、子供の気持ちがわかる大人になるにはどうしたらいいのか…?
宇部市の講座でも座学はあり、自分が子どもだったときの気持ちを思い出すこと!!と言われ、皆わかったような感じではあるが、いざ子どもと接する姿をみると、??なんか違うような…。プレーパークって実は、子どもより大人に必要なのでは?
と考えているときに子ども環境学会から講座のお知らせがきて、どういう話をするのだろうか、皿を回すことで遊び心を思い出すってどういうこと?それによって、どう参加者が変化し、子どもの心を蘇らせることが出来るのか、できれば、その技を盗みたい!!と思い参加した。
結果数時間で、先生の数十年を盗めるわけもなく…。

今回参加することで、私の中にある面白いこと、ワクワクする事、いたずらしたい気持ち、が再燃し、あ~!!以前みたいに面白いことがしたい!!落ち着くなんてまだまだ早い。面白いことに貪欲でありたい!!お母さんだから、大人だからやってはいけない、と思っていた自分がいることに気がついた。
講座の1つのさそりの標本は、資料を読んでいたので、タネがわかっていた。いたけどビックリしてしまった。早川先生も、誰かに仕掛けたくなったでしょ?といわれた時にまず浮かんだのは、家族。次に宇部市長。たまたまこの講座の翌日に市長と会談する機会がありその時にいたずらを仕掛けたら面白そう、とニヤニヤ・ワクワクが湧き上がってきた。
早川先生に「さそりを市長に仕掛けてみようと思うが、怒られるかもしれない。」と相談すると、そんなことで怒るくらいなら、付き合いをやめた方が良い、と言って頂け、確かにそうだ!!子ども達のより良い遊び環境をつくる会合で、この面白さがわからない人たちとはいいものが作れないし、私自身が無理だ!!よし、どういう反応をするのか試してみよう、と思い決行した。会合が終り、市長と雑談するチャンス、今しかない!!昨日、富山に行ってきました。お土産があるんです。ぜひ今壊れやすいのでゆっくり開いてください。と伝えると、言われたとおりゆっくり開く市長。
次の瞬間かわいい悲鳴と同時に後ろに飛びナイスリアクション。市長は、私こういうの苦手なのよ~、と言いながらも怒られることもありませんでした。
最後に、市長にこういういたずらをしかけてやろうとか、ビックリして大声を出すとか、子どもの心を大人が取り戻すことで寄りよい環境を作っていく事になるのだと思う、と伝え退室した。
しかし、楽しかった。いつ仕掛けるかソワソワしている自分にも、いたずら後の周囲のザワついた感じ、次回は何をしようか、考えてしまった。
今回家族で参加したことも、とても良かった。
子ども達も先生が持つ四次元ポケットから出てくる遊びに吸い込まれていた。
 自宅に戻り、北九州で行われる皿回しの全国大会に長男と私がエントリーしてみた。他には、室内にタープテントを立て秘密基地ごっこ。プールに3時間水中鬼ごっこ。
まだまだ遊びきれていない事も多々あるが、ちょっと待って!!を減らしていく工夫をしています。私自身スマホの時間が1時間へった。
友達が自宅に来たときは、ゲームはさせまい!!と奮闘するも、ゲームの魔力は手ごわいがいかに興味を持ち、継続的に遊びこめる3間(時間・空間・仲間)を作り出せるかが、わが子たちへの挑戦。私なりに出来る工夫をしていこうと思う。
それから子どもたちに、お金は親にせびるものではなく、自分で稼ぐもの。と言う言葉にプレーパークでかき氷を売るんだ!!とせっせと氷や看板の準備、レイアウトなど工夫をしていた。
1000円売れた!とうれしそうで、私がいろいろ言わなくても段取りを自分でやっている姿に感動してしまった。
時々遊びに夢中で店長不在という事もあったが、大盛況だった。次回は寒くなるから何屋にしようかな、といろいろ考え、親子の会話もさらに増えた。

保育現場でも、少しずつ変化しているようにおもう。
子ども達が面白そうな遊びをしているけど、そろそろ保育者が止めに来るだろうな、と言う場面。以前なら、もったいないやっぱり止められた、と思っていた。講座後、そろそろ止められそう、と言うタイミングで、私もその輪の中に入ってみることにした。すると、不思議なことに、遊びが止められることなく続いていました。
私が入ることで、激しさも増していたのに…。やはり、どこかに大人はいいけど、子どもはダメ、と言うのがあるのかもしれない、とも感じた。止める基準として、大人も、子どもも関係なくだめだよ、と言うのも1つ取り入れてみようと思った。
子どもとの関係性も、よくなったように感じる。大人も子どもも自分がおもしろい、楽しいと思っていることに、興味を持ってもらえたり、一緒にやってもらえると嬉しいし、自分を認めてもらった、と言う感情になり、味方という感じが生まれるのかもしれない、とおもった。
小さいうちから、あれダメ、これダメ、けんかもさせてもらえない子も多いと良く耳にする。実際、園でもトラブルは避ける傾向が強いです。
トラブルの中にこそ、子ども達の育ちがたくさん隠れている、と考えている。
安全に配慮しながら、出来るだけ子ども達の想いが出せ、その思いを完結させることが出来るように、もっと私自身工夫をし、行動して行こう!!と強く思う。
大人の私が、やっぱりむり、出来ない、と言っていては子どものやる気が減ってしまう。やってみないとわからない。何回もやってみないとわからないことはたくさんある。そういう姿も子どもたちに見せていけたら、と思えるようになった。
とにかく、今回の講座は子ども環境学会のメールからはじまったが、参加してよかった。心の奥に再びやの火を灯すことが出来た。

児童憲章の話も、大人の問題が子どもの問題になっている事。子どもがやりたい!と思っても、出来ないという環境にもかんがえさせられた。
園や学校でも、今は○○の時間だから、××はしないんだよ、とかトイレで遊ぶからと通路にカギがかけられており、自由に行けない。大人の都合で行われているけど、これは、子どもの人権を侵害している行為なんじゃないか、と思いながら聞いていました。
難しい事はわからない、と言うのが本音だ。でもわからない、だから知ろうとしないでは、いけないのだと感じました。
全てが切り離されず、つながっていることが健全な育成になっていく事を、子どもの育ちに関わる一人として真剣に考え取り組んでいかなければいけない事なのだと自覚しました。
本当にありがとうございました。

後日談
皿回し全国大会は、級認定と団体戦に出場。皿回しと言う共通目標のおかげか、知らない人ともコミュニケーションにつながった。技のコツややり方を教えてもらい、当日できることも増え、長男は3級・私は2級となった。来年もチャレンジしてみようと思う。

長女りおも、皿が自力で回せるようになった。すごく得意げに何度もまわして見せてくれる。