「遊び力・子ども力」支援講座 参加レポート

「遊び力・子ども力」支援講座 参加レポート
令和元年10月13日    
  新潟市立潟東小学校 宮本 透

はじめに
早川隆志先生とおよそ30年ぶりにお会いできた8月16日の夜。30年という時の隔たりを全く感じさせない親近感を抱きながら,楽しい一時をご一緒させていただきました。
その余韻が残る中,翌17日の支援講座に参加させてもらいました。周りは若い保育士さん。さすがに小学校のしかも教頭という立場での参加で,しかも妻まで一緒にというのは,少し気恥ずかしさもありました。でも自分が楽しむのだという気持ちで受講しました。実際楽しくて充実した時間でした。
 受講から約2か月,この間,講座で学ばせていただいたことをどこかで生かすことを意識してきました。簡単ですが,私がやってきたことを以下に記します。

1 皿回しの練習をする
一緒に受講した妻が,自学級で皿回しを紹介するため,講座でいただいた初級皿と,帰りに購入
した中級皿については,妻に譲りました。それで,新たに皿が必要になったので, Amazonで初
級皿6枚セットと,中級皿3枚を購入しました。
初級皿には,専用の回し棒が6本付いてきました。中級皿にも棒がセットされていました。
 困ったのは,棒の固さや細さが異なることでした。
初級皿に付いてきた棒は,金属製ですが2本をジョイントして使うもので,細くて扱いやすいものでした。なので,講座でいただいた棒と同様,適度に「しなり」があるため回しやすく感じました。学校でも家でも短時間ですがほぼ毎日練習しました。
約1か月後の9月中旬,どうにか講座でいただいた棒や初級皿付属の金属棒でなら,初級皿・中級皿共に回せるところまでいきました。メールでお知らせした頃です。
 ところが、中級皿にセットされていた棒は,太くて硬い棒で全くしなりがなく,回すにも勝手が違ってダメでした。どうしても上手く回せません。とてもイライラしました。しかしとにかく練習だと思い続けました。
 9月の終わり頃,何となくコツがつかめてきました。棒の先の感覚が感じられるようになりました。皿が回る棒の角度も意識できるようになりました。皿の真ん中のくぼみに「はまる」という感じが分かってきました。
 「硬い棒でも回せる!」これは自信になりました。
 現在,皿回しのセットは,勤務校の職員室の見える所に置いてあります。職員に紹介し,「気が向いたらいつでもどうぞ」と言っています。時々,仕事に疲れて気持ちを切り替える時や休憩を取る時などにわざと回して見せて,見ている職員から拍手や「すごい!」の言葉をもらって,ちょっぴり優越感に浸っています。
 「遊び」の良さはこういうところなんだと実感しました。できるようになることは本当にうれしいです。自信になるのです。この感覚を子どもたちにも味わわせることが,教育なのだと思います。
 今後どこかで皿回しを使って子どもたちと仲良くなるという場面もつくりたいと思っていますが,なかなか私にはその機会がなく,ほかの先生方にさりげなく挑戦を促しているところです。
個人的には,次は上級皿にも挑戦したいです。(上級皿を購入する方法を今度教えてください。回し棒についても,講座と同じものはどこで手に入るのか知りたいです。)

2 折本和洋氏の「児童憲章」の話を利用する
 講座の最後に聞いた折本和洋氏の「児童の権利について」も勉強になりました。特に「児童憲章」についてです。
 自分自身,「児童憲章」について存在は知っていても,その条文を読み,意識し,教育に生かすということはありませんでした。そのことに思い至らせていただきました。
 1951年に制定されている「児童憲章」。そこに書かれていることは普遍です。しかし,現実はどうでしょうか。制定から68年たった現在でも,「児童憲章」の理念は十分に実現されてるとは言えない面が多いのですね。
 「児童憲章」は学校教育の目的にも通じる内容です。教育現場にある者は心して受け止めるべきだと思います。そして児童虐待問題が増加しているいま,保護者にも,同じ子どもを育てる大人の一員として,周知し啓発していかなければならないと思いました。
 私は,夏季休業の終わりに実施した校内の「人権教育・同和教育研修会」(私が講師を務めた)で,資料として「児童憲章」や「子どもの権利条約」を付け加えて話をしました。
「遊び力・子ども力」とは別の意味で,折本氏の話は印象的でした。

3 これからやりたいこと
 講座で教えていただいたことで,まだまだ取り組んでいないことがたくさんあります。今後のお楽しみです。
○ サソリの標本…校長先生に試すタイミングを図っています。
○ エナジー・スティック…妻が先に使うと思います。
○ けん玉…挑戦意欲はありますが,練習できていません。
○ 空気泡(カップ)…職員に紹介しましたが,子どもたちに見せるまでに至っていません。
○ 紙芝居づくり…図書委員会担当職員に紹介してみようと思っています。
○ 皿回し上級皿…講座の時に試す間もなく時間が過ぎてしまったので,挑戦してみたいです。

おわりに
 10月26日に第3回の講座が開催されるとのこと。また楽しい講座になるのだろうなと想像しています。その日は勤務校の文化祭なので,伺うことはできませんが,機会がありましたら,また早川先生の講座に参加し,学びたいと思います。
早川先生のエネルギッシュな姿を拝見すると,自分の年齢を忘れます。知らない他人が見たら,いい年して何してるのと思われるかもしれませんが,早川先生がさらに先を行ってくださっているので,私も自信をもって「遊びを学びたい」と思えます。そして,これからの子どもたちの笑顔をたくさんつくりだすために力を尽くしたい。そんな「元気」をいただきました。ありがとうございました。富山に出掛けて,本当に良かったです。