カウンセリングをしている子に皿回しを~親子のコミュニケーションツールとして~

近年、子どもたちはテレビ、ビデオ、ゲーム、スマホなどのメディアに接触する時間が増え、外遊びの時間が減っている。公園で遊んでいる子どもたちは防犯などの問題もあるのだろうが少なくなっている。昔は、毎日子どもたちが公園で多数遊んでおり、その中で自然とコミュニケーション力や上下関係なども学んでいたと思われる。今の子どもたちは遊び方もわからなくなっているのではと思う。

早川先生は講演の中で会場の参加者に「皿回し」をさせてくれた。若い人からご高齢の人まで皆一生懸命に皿を回していた。
皆で同じように遊ぶということが楽しかったのであろう。こういった共有体験をすることが今の世では少なくなってきていると思われる。

当院で、不登校でカウンセリングをしている子に「皿回し」を渡してさせてみた。すると、目を輝かせながら、笑顔で一生懸命やり始めた。一緒に来ていた妹も楽しんでずっとやっていた。お母さん、お父さんにも一緒にやってもら 「皿回し」は親子のコミュニケーションツールとなっていると思われた。親子のみならず友達関係などとのふれあいを楽しむ道具の一つとなる。

山口県周南市
かわむら小児科
川村 一郎先生